SWELLでカスタム書式を追加してマーカーとストライプを併用する方法

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ワードプレス(WordPress)テーマのSWELL(スウェル)には、文字を装飾するマーカーや、ストライプが用意されています。

SWELL|マーカー・ストライプ

しかし、このマーカーとストライプは、併用することができません(どちらか片方しか選べません)。

そのため、今回はカスタム書式を追加することで、マーカーとストライプが併用できるようにしたいと思います。

SWELLのカスタム書式とは?

SWELLの「カスタム書式」は、大きく分けて2種類あります。

1つは、文字色やマーカー、太字などの複数のスタイルをまとめて登録できる「カスタム書式セット」。

SWELL|カスタム書式セット

もう1つは、特定のクラス(swl-format-*)が付与される「カスタム書式」です。

SWELL|カスタム書式

今回は、デフォルトでは2つまでしかないクラス(swl-format-*)を増やすことで、マーカーとストライプが併用できるようにしたいと思います。

マーカーとストライプを併用できるようにするには?

マーカーとストライプを併用できるようにする方法についてです。

①カスタム書式に表示名を付ける

カスタム書式に表示名を付けないと使う事ができないので、デフォルトで用意されているカスタム書式に名前を付けます。

SWELL|カスタム書式の表示名を入力

②カスタム書式用CSSを追加

カスタム書式用CSSに、ストライプ用のCSSを追加します。

以下は、SWELLで用意されているストライプ(細)のCSSなので、今回はこのCSSを追加します。

.swl-format-1 {
background: repeating-linear-gradient(-45deg, var(--color_mark_orange), var(--color_mark_orange) 2px, transparent 2px, transparent 4px) no-repeat 0 .75em;
}
.swl-format-2 {
background: repeating-linear-gradient(-45deg, var(--color_mark_yellow), var(--color_mark_yellow) 2px, transparent 2px, transparent 4px) no-repeat 0 .75em;
}
.swl-format-3 {
background: repeating-linear-gradient(-45deg, var(--color_mark_green), var(--color_mark_green) 2px, transparent 2px, transparent 4px) no-repeat 0 .75em;
}
.swl-format-4 {
background: repeating-linear-gradient(-45deg, var(--color_mark_blue), var(--color_mark_blue) 2px, transparent 2px, transparent 4px) no-repeat 0 .75em;
}

なお、.swl-format-1は「オレンジ」。swl-format-2は「黄色」。swl-format-3は「緑色」。swl-format-4は「青色」にしました。

記載したら、忘れずに「変更を保存」ボタンで更新しましょう。

③function.phpへ記載

function.phpに以下のコードを記載します。

function nya_add_custom_formats($custom_formats) {
$add_custom_formats = [
['className' => 'swl-format-3', 'title' => 'ストライプ(緑)'],
['className' => 'swl-format-4', 'title' => 'ストライプ(青)']
];
foreach ( $add_custom_formats as $format ) {
$custom_formats[] = [
'name' => 'loos/' . $format['className'],
'title' => $format['title'],
'tagName' => 'span',
'className' => $format['className'],
];
}
return $custom_formats;
}
add_filter( 'swell_custom_formats', 'nya_add_custom_formats', 99 );

今回は、ストライプ(緑)、ストライプ(青)という名称を付けていますが、この名称は自由に変更する事ができます。

例えば、「ストライプ+太字」としたければ、下記のように記載します。

['className' => 'swl-format-3', 'title' => 'ストライプ+太字'],

また、今回は2つしか追加しませんでしたが、カスタム書式の数を増やしたい場合は、

['className' => 'swl-format-3', 'title' => 'ストライプ(緑)'],
['className' => 'swl-format-4', 'title' => 'ストライプ(青)'],
['className' => 'swl-format-5', 'title' => '超でかい文字'],
['className' => 'swl-format-6', 'title' => '超小さい文字']

のように、記載することでカスタム書式の数を増やすことができます。

にゃテックにゃテック

,(カンマ)でつないで、最後は何も付けない状態にすればOKにゃ

参考:function.phpへの記載方法・場所はこちら

④追加した「カスタム書式」を使う

今回、追加したカスタム書式は、テキスト装飾メニューにある「SWELLのアイコン」を選択します。

すると、先程作成した「ストライプ」関連の項目があると思うので選択します(swl-format-*のクラスが付与されます)。

SWELL|追加された「カスタム書式」

これで、追加したCSSの装飾が適用されているはずです。

にゃのらいとにゃのらいと

Gutenbergのエディター上でも確認できるのがうれしいにゃ!

以上、SWELLのカスタム書式を追加して、マーカーとストライプを併用できるようにする方法でした。

function.phpの場所は?

function.phpは、だいたいどのテーマも、

外観 > テーマエディター

にあります。

テーマエディター

テーマエディターに移動したら、編集するテーマが、現在、使用しているテーマかを確認しましょう。

問題なければ、「function.php」を選択します。

function.php

なお、function.phpに記載する際に、ブラウザ上で全角から半角に変換すると、エンコーディング(文字コード)の関係で、不具合が発生することがあります。

その為、編集する時は、メモ帳などに貼り付けたものを編集をしてからペーストするようにしましょう。

選択したら、一番下に以下のコードを追加します。

function nya_add_custom_formats($custom_formats) {
$add_custom_formats = [
['className' => 'swl-format-3', 'title' => 'ストライプ(緑)'],
['className' => 'swl-format-4', 'title' => 'ストライプ(青)']
];
foreach ( $add_custom_formats as $format ) {
$custom_formats[] = [
'name' => 'loos/' . $format['className'],
'title' => $format['title'],
'tagName' => 'span',
'className' => $format['className'],
];
}
return $custom_formats;
}
add_filter( 'swell_custom_formats', 'nya_add_custom_formats', 99 );

最後に、「ファイルを更新」ボタンで、保存(更新)します。

function.phpへの記載例

※function.phpの設定を失敗すると、最悪、サイトが表示されなくなります。
その為、コードを追加する際は、必ずバックアップを取ってから追加するようにしてください。

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