個人用GmailからGoogle Workspaceへメールデータを移行する方法

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GmailのGmailifyおよび、POP機能の終了 に伴い、お名前.comなどで取得した 独自ドメインのメールアドレス を、「Google Workspace（グーグルワークスペース）」で管理することにしました。

これまでの記事では、従来使用していたメールアドレスをGoogle Workspaceで利用できるようにする方法について解説してきました。

“エックスサーバー”で管理しているメールアドレスの追加方法
“お名前.com×さくらインターネット”で管理しているメールアドレスの追加方法
Google Workspace移行後にDMARCが“FAIL”になる原因

今回は、個人のGmailに紐付けて使用していた独自ドメインメールの送受信履歴を、Google Workspaceへ移行した際の手順についてまとめました。

同じように、

• 個人GmailからGoogle Workspaceへ移行したい
• 過去のメール履歴も含めて引き継ぎたい

と考えている方の参考になれば幸いです。

Google Workspaceに個人のGmailを移行する方法

今まで、個人のGmailに紐付けて使用していた独自ドメインメールの送受信履歴を、Google Workspaceへ移行する方法についてです。

①管理コンソール画面を開く

Google Workspaceに移動します。

【公式】Google Workspaceへ移動する

Google Workspaceにある右上のアイコンを選択し、「管理コンソール」を選択します。

②データ移行（新規）の開始

左メニューにある、

データ > データのインポートとエクスポート > データ移行（新規）

を選択します。

Gmailの「移行」ボタンをクリックします。

③Gmailアカウントに接続する

データをインポートしたいGmailアカウントのメールアドレスを入力して、接続をリクエストをクリックします。

すると、入力したGmailアドレス宛にメールが届きます。

そのメールにある「View authorization request（承認リクエストを表示）」ボタンをクリックします。

あとは、いくつかの案内に従い、接続へのリクエストの承認させます。

④ターゲットユーザーを指定する

Google Workspaceに戻り、これまで使用していたGmailのメールをインポートするアカウントを選択して「変更の保存」ボタンをクリックします。

⑤移行を設定する

Gmailのデータ移行にあるオプションは以下の３つになります。

• 削除済みメールを移行する
• 迷惑メールを移行する
• 特定のラベルを移行対象から除外する

にゃのらいと

特定のラベルだけを選択してインポートしたいにゃ。

残念ながら、特定のラベルだけを選択してインポートすることはできませんが、特定のラベルをインポート対象から除外することは可能です。

そのため、あらかじめインポートしたくないメールにラベルを付けておくことで、それらのメールを移行対象から除外できます。

「変更の保存」ボタンをクリックすると内容が更新されます。

問題がなければ、「移行を開始」ボタンをクリックします。

移行時間はメールの数に依存しますが、5～20分程度で終了します。

にゃのらいと

警告があるにゃ。

もし、警告が表示された場合は、差分移行を実行することで、エラーとなったメールを再取得できます。

特に問題がなければ、「移行を終了する」ボタンをクリックして作業は完了です。

なお、インポートしたメールにラベルが付与されている場合は、 移行時に自動で作成され設定も引き継がれます。

にゃテック

この記事をもって、GmailのPOP終了に伴い Google Workspaceを導入した一連の話は終了となります。

これまでの記事については、以下にまとめていますので、よろしければご参照ください。