AIの未来は破滅?Googleで表示される詐欺広告を少なくする方法

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“画像生成AI”や“動画生成AI”などの進化により、Webサイトだけでなく、Facebook(Meta)、YouTube、TikTok、X(旧Twitter)のSNS上には、詐欺広告やフェイク動画が急増しています。

最近では「2025年7月から、ゆうちょ銀行の口座が使えなくなる(貯金が消える)」といった虚偽の情報を含むフェイク動画が、YouTube上に多数出回っています。

ゆうちょ銀行の口座が使えなくなるフェイク動画一覧

さらに、有名人を悪用した「なりすまし広告」や「偽のニュース広告」なども後を絶ちません。

最近では、芸人の有吉弘行さんが“逮捕された”とする偽広告に対して、本人がX(旧Twitter)に投稿したことで話題になりました。

にゃテックにゃテック

反𠮷弘行って誰にゃ?

フェイク広告の数は「インド」が断トツ!

こういったフェイク広告の多くは、インドやバングラデシュ、パキスタンなどの南アジア(South Asia)の国から出稿されていることが多いです。

最近でも、インド国内で詐欺グループが逮捕されたことがニュースとなっていました。

参考:PCサポート詐欺、国際共同捜査で海外拠点を初摘発

そのため、インドやバングラデシュ、パキスタン、さらに中国などの国からの広告を表示させないようにすることが、自己防衛に有効な方法だと考えます。

そのため、Googleが開発しているAIのGemini(ジェミニ)に「Googleで表示される広告は、除外国指定ができるのか?」を聞いてみました(※実際の質問文はもっと長いです)

以下が、Geminiからの回答の一部です。

Geminiからの回答(フェイク)

もっともらしい回答をしていますが、この情報は(フェイク)です。

なぜ、このような誤った回答が出てきてしまったのか?

わたしの質問の仕方にも問題があったのかもしれませんが、調べてみたところ、検索上位にある法人のWebサイトが、この誤った方法を紹介していたことが挙げられると考えます。

しかも、その記事自体も、AIによって生成されたと見られる内容でした──。

にゃのらいとにゃのらいと

AIが嘘を付いて、さらにAIがその嘘の内容を学習してしまっているにゃ!

進化の終着地点は自滅。死、そのものだ・・・

アニメの“新世紀エヴァンゲリオン”で記憶に残っているのが、第13話「使徒、侵入」で碇ゲンドウが言った、

進化の促進かね。進化の終着地点は自滅。死、そのものだ・・・

という台詞(言葉)です。

進化の終着地点は自滅。死、そのものだ・・・
© 株式会社カラー|新世紀エヴァンゲリオン

この碇ゲンドウの言葉は、今のAIの状況を示唆しているとも思えますが、どうでしょう?

近い将来、AIで作られたと思われるフェイク情報に溢れ、それを学習したAIがさらに嘘(フェイク)情報を重ねていく──。

にゃのらいとにゃのらいと

そんなディストピアがやってくるかもしれないにゃ

Googleで表示される詐欺広告を少なくする方法

最後に、Googleに表示される広告について、特定の国からの配信をブロックする方法を説明したかったのですが、ユーザー側には広告の配信元の国を除外する機能は用意されていません

そのため、詐欺広告が多く出現しやすいトピックを減らす設定をおこなうことで、怪しい広告を減らしたいと思います。

①Googleのマイアドセンターに移動

Googleのマイアドセンターに移動します(Googleにログインしている必要があります)

Google|マイアドセンター

パーソナライズド広告は、オンにしておきます。

マイアドセンター|表示される広告のカスタマイズ

②デリケートなトピックの設定

デリケートなトピックのタブを選択。

アルコールギャンブルダイエットマッチングサービスの設定(トグルスイッチ)をオフにします。

マイアドセンター|デリケートなトピック

③トピックの設定

続いて、トピックのタブを選択して、詐欺広告が多く出現する傾向のあるトピックを“マイナスボタン”で減らします。

詐欺広告が多いとされるトピック

金融・仮想通貨、健康・サプリメント、IT関連、有名人、美容、出会い・恋愛・占い、ギャンブル、投資、不動産など

マイアドセンター|トピックこのトピックで表示される内容は、個々のユーザによって違うと思いますので、適宜、似たようなトピックを選んで調整してください。

なお、比較的安全と思われるトピックを増やすことで、詐欺広告を減らすこともできるかもしれません。

詐欺広告が少ないとされるトピック

書籍・文学、大学、短期大学、衣料、レストランなど。

以上が、Googleの設定から怪しい広告を減らす方法でした。

最後に、これらの国(インドやバングラデシュなど)でも、まじめに働いている人が大半です。

ただ、「詐欺の拠点として悪用されやすい土壌がある」という事実から、国名を記載しました。