Photoshopを使って曇り空を青空や夕焼けに変える方法

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クライアントクライアント

この写真をLPで使いたいから、青空の下で「イェーイ」って感じにしといて。

にゃテックにゃテック

この写真は、曇りなのにゃ・・・。

撮影した写真や画像の空を、青空や夕焼け空にして欲しいとお願いされることがあります。

そんな時に、空を置き換える方法です。

Photoshopのバージョンと元画像

この記事を作成している時のPhotoshopのバージョンは、25.3.1です。

この元画像をこの曇り空を青空にしたいと思います。

元画像

※「空を置き換え」機能を使用しますが、この機能はカラーモードが「RGBカラー」でないと使用できないのでご注意ください。

Photoshopの画面構成の名称は、下記をご参照ください。

PhotoShopの画面構成の説明
photoshop画面構成
A.メニューバー:画面の一番上、オプションバーの上に表示され、全般的な設定ができます(ファイルを開く/閉じるなど)

B.オプションバー:メニューバーの下に表示され、ツールの詳細設定ができます(ブラシであれば太さなどの変更など)

C.ツールバー:画面の左側に表示され、作業に使える様々な道具が収納されています(図形の作成など)

D.パネル:設定の一部が画面の右に表示され、オプションバーではできない詳細設定ができます

写真や画像の曇り空を晴天や夕焼けに変える手順

説明に入りますが、①の手順は飛ばしてもらっても構いません。

①被写体を選択してコピペします

メニューバーから、

選択範囲 > 被写体を選択

を選択して、被写体(人物)の選択範囲を作成します。

被写体を選択

選択されている範囲を確認して、余分な部分が選択されていましたら、なげなわツールなどで調整しましょう。

被写体の選択範囲の確認

被写体を選択したら、コピ&ペーストしておきます。
被写体をコピー&ペースト

②元画像を選択して、選択範囲 > 空を選択

メニューバーの

選択範囲 > 空を選択

を選択します。

空を選択

空と認識された部分が選択されました。

空の選択範囲が選択されました

③空を置き換えます

メニューバーの

編集 > 空を置き換え

を選択します。

空を置き換え

すると、「空を置き換え」機能の設定ウインドウが開きます。

空の選択範囲は「空ブラシ」で調整することができます。
空ブラシ

選択範囲を増やしたければ、その箇所をブラシでなぞってください。

【Alt】キーを押しながらなぞると、選択範囲から除外されます。

【Alt】キーを押しながらなぞります

なお、通常の選択範囲と違って、見た目では選択範囲が変わらないのでご注意ください。

選択範囲の調整が終わったら、

  1. 好みの空を選択します
  2. 明度や温度、拡大・縮小を調節します

基本的に、この2つの調整でいけると思いますが、状況に応じて、他の設定もご使用ください。

※「空を置き換え」機能はカラーモードが「RGBカラー」でないと使用できません。

空を置き換え設定

④先程、コピペした被写体のレイヤーを上部に持っていく

空を置き換え」機能を使うと、選択範囲を調整しても、被写体に空の色が反映されてしまうことがあります。

その為、コピペした被写体のレイヤーを上に持っていくことで、この現象を防ぐことができます。
コピペした被写体を上に移動する

最後に、被写体のレイヤーをもう1枚複製して、

  1. スクリーンにします
  2. 不透明度を調整します(今回は25%にしています)
レイヤーを調整

これで、被写体の白い(明るい)部分が強調されます。

空を置き換え完成

以上、Photoshopを使って曇り空を青空や夕焼けに変える方法でした。

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