「アニメ画像に変換する君」でWebpのアニメーションを作る方法

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前回、GIF形式のアニメーションを、Webp(ウェッピー)形式に変換したら、色数やフレーム数が多いファイルは、逆にファイルサイズが大きくなったという記事を書きました。

その為、今回は、変換ではなく「アニメ画像に変換する君」というアプリケーションを使用して、Webp形式で書きだしてみたいと思います。

アニメ画像に変換する君とは?

Microsoftのアプリストアで提供されている、連番画像をAPNGやWebP形式に変換できる無料アプリです。
主にLINEのアニメーションスタンプや、Webページ用のアニメーション画像を作成するために利用されています。

「アニメ画像に変換する君」でWebp形式のアニメーションを作成

Microsoftのアプリストアに移動して、アプリをダウンロードします。

【公式】Microsoftアプリストア「アニメ画像に変換する君」

Microsoftアプリストア「アニメ画像に変換する君」

②(photoshopを使って)素材の作成

アニメ画像に変換する君でアニメーションを作成するには、png形式の画像(静止画)が必要になります。

今回は、photoshopを使って、GIFアニメーションをpng形式の連続静止画として書き出します。

メニューバーにある

ファイル > 書き出し > ビデオをレンダリング

を選択します。

ファイル > 書き出し > ビデオをレンダリング

③ビデオをレンダリングの設定

ビデオをレンダリングの設定をします。

重要な設定は赤い四角に囲まれている箇所で、

  • Photoshop画像シーケンス
  • 形式:PNG
  • アルファチャンネル:透過する場合は「ストレート-マットなし」、透過しない場合は「なし」を選択

ビデオをレンダリングの設定

なお、青い矢印の箇所は、状況に応じて設定してください。

静止画の枚数が多い場合は、新規サブフォルダを作っておいた方がいいと思います

レンダリング」ボタンを押すと、指定したフォルダにPNG画像が保存されます。

書き出されたPNG形式の静止画像

④アニメーションにするファイルの選択

アニメ画像に変換する君を起動して、「ファイルを選択」ボタンをクリック。

アニメ画像に変換する君の「ファイルを選択」ボタン

【Shiftキー】を押して、ファイルを複数枚選択して「開く」ボタンをクリックします。

ファイルを複数枚選択

すると、「アニメ画像に変換する君」の画面内に複数の画像が読み込まれ、自動的にアニメーションが再生されます。

⑤用途を選択

用途を「ウェブページ用アニメ」にします。

アニメーション設定」のタブを選択して、フレームレートループ回数を設定します。

フレームレートとループ回数の設定

⑥画質設定

「画質設定」のタブを選択します。

  • Webpファイルを出力
  • 容量最適化

にチェックを入れて、「アニメ画像を保存する」ボタンを押し、保存先を決定します。

Webpファイルを出力して、容量最適化する

これで、作成完了です。

※使用しているワードプレスがwebpのアニメーションに非対応の為、変換後のアニメーションは未掲載

このような単純なアニメーションは、GIFよりWebpの方が20%程度ファイルサイズを小さく作ることができました。

しかし、色数が多く、フレームが多いアニメーションは、GIFファイルよりWebpの方が、10~30倍近くファイルサイズが大きくなってしまいました。

アニメーションに関しては、Webpの用途はまだ限定的になりそうです。

なお、「アニメ画像に変換する君」は、MACでも使用可能です。