200種類の作図に対応!EdrawMaxを使ってER図を作成する手順を解説

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作ってもらったWEBアプリがあるのだけど、「ER図」ってやつを作ってくれない?

にゃテックにゃテック

それは困ったにゃ。

データベースを作成する際には、ER図(エンティティ・リレーションシップ図)というものを作成するのが一般的ですが、実は今まで作成したことがありませんでした。

何故なら、以前勤めていたのがITベンチャー企業だったこともあり、

良く言えば「スピード重視」、悪く言えば「その場しのぎ」だったので、エンジニアたちさえもER図を描く習慣がなかったからです(そもそも私はWEBライター)

しかし今回は頼まれたこともあり、“ネットワーク構成図”や“ガントチャート作成”の際などに使っていた、作図ソフトの「EdrawMax(エドラマックス)」と使って、ER図を作ってみました。

EdrawMax(エドラマックス)について

Wondershareが提供する多機能作図ソフトで、ER図やフローチャート、ネットワーク図などが豊富なテンプレートを使用して作成することができます。

EdrawMax

この記事は、そのときの備忘録です。

phpMyAdminからデータベース情報をエクスポート

まずは、ER図を作成するために、phpMyAdminからデータベース情報をエクスポートします。

①phpMyAdminを開く

データベースを作成しているphpMyAdminを開きます。

そして、対象のデータベースを選択、各テーブルにチェックを入れて、エクスポートを選択します。

phpMyAdmin|テーブルにチェック

②ファイルのエクスポート

テーブルの構造がわかればいいので、エクスポート方法は「簡易-最小限のオプションだけ表示」でエクスポートしました。

phpMyAdmin|エクスポート

③テーブルの構造を整理する

ダウンロードしたファイルを開くと、テーブルの構造を記載した箇所があると思うので、それをコピペして、GeminiChatGPTなどのAIツールに次のように依頼します。

ER図を作成したいので、次のSQL文から、主キー(PK)・外部キー(FK)、カラム名、型、説明を表にして下さい。
また、コピペしやすいように、カラム名のみ、型のみ、コメントのみ、で独立したものを縦に並べて出力してください。

(コピーしたSQL文)

すると、次のような綺麗な形でAIがまとめてくれると思います(画像はGeminiで作成したもの)

Gemini|ER図テーブルの作成

これらの内容をコピペして、EdrawMax(エドラマックス)でER図を作成します。

にゃテックにゃテック

通常は、ER図から作成するものなので、上記の手順をふむ必要はありません。

EdrawMaxでER図を作成する方法(エドラマックス)

EdrawMax(エドラマックス)を使って、ER図を作成する方法についてです。

①ER図(実体関連図)の図形表示設定

EdrawMaxを起動して、新規作成 > 空白の図面 を選択します。

EdrawMax|空白の図面

左メニューにある、

図形 > 管理 > もっと見る

を選択。

EdrawMax|図形 > 管理 > もっと見る
シンボルライブラリを追加」の画面が表示されるので、データベースを選択して、必要な図形(記号・線など)にチェックを入れます。
EdrawMax|シンボルライブラリを追加

②ER図のテーブル(実体)を作成する

今回は、実体関係図 > 実体2 選択しました。

EdrawMax|実体関係図 > 実体2

テーブルのデザインは、表示されるパレット(ツール)を使うことで、行や列の追加、テーブルの色の変更などがおこなえます。

また、テーブルをダブルクリックすると、文字入力ができます。

EdrawMax|ER図作成の様子

EdrawMax|ER図作成の様子

このような操作を繰り返して、テーブル(エンティティ)を作成していきます。

EdrawMax|ER図(エンティティ)

にゃテックにゃテック

Geminiに出力してもらったものをコピペしているので、時間はかからないにゃ。

③テーブルを線で繋ぐ(リレーションの設定)

作成したテーブル同士を線で繋いできます(リレーションの設定)。

表示されるパレット(ツール)から、線の“始点”と“終点”に対応する記号を選択して繋いでいきます。

EdrawMax|リレーションの設定

EdrawMax|リレーションの設定

にゃテックにゃテック

完成したにゃ!

EdrawMaxで作成したER図

なお、今回は最初からER図を作成しましたが、EdrawMax(エドラマックス)には、以下のようなジャンルの作図テンプレートが、約200種類も用意されています。

  • フローチャート
  • 間取り図(部屋の図面)
  • 電気回路図
  • UML図、ER図、システム構成図
  • マインドマップ
  • 組織図
  • P&ID(Piping and Instrumentation Diagram|配管計装図)
  • ガントチャート
にゃのらいとにゃのらいと

パワーポイントでは決して作成できない資料(作図)が簡単に作れるにゃ

また、EdrawMaxには「Edraw AI」という独自のAI機能も搭載されており、今後さらに使い勝手がよくなっていくと思います。

このソフトがあれば、Cacoo(カクー)Miro(ミロ)Lucidchart(ルシッドチャート)などの作図サービスの代わりとして利用できます。

もちろん、チームを作成して仲間内で、ガントチャートなどを共有することもできます。

にゃのらいとにゃのらいと

基本は、パソコンにインストールして使用しますが、オンラインでも利用可能だにゃ。

にゃテックにゃテック

Linux環境でも動作保証されているところがポイントが高いにゃ。

なお、価格が安い「学生・教職員向けプラン」もあります。