【WP】さくらのレンタルサーバで、さくらの新サーバへの移行手順

※当サイトにはプロモーションが含まれています。

今まで気にしていなかったのですが、さくらインターネットは、2022年2月16日以降、速くて快適な新しいレンタルサーバ(SSD)をリリースしていました。

つまり、2022年2月15日以前に契約した場合は、古いサーバ(HDD)を使っている可能性があります。

自分は、さくらインターネットでいくつかの契約していますが、その中の一部が古いサーバでした。

なお、新しいサーバ(SSD)かどうかの確認は、さくらのレンタルサーバの管理画面から可能です。

左メニューにある

サーバー情報 > 移行ツール

を選択します。

サーバー情報 > 移行ツール

お客様のサーバーは最新のサーバーをご利用されています。」という表示がされていれば、最新のサーバ(SSD)です。

お客様のサーバーは最新のサーバーをご利用されています

それ以外の場合、おそらく古いサーバ(HDD)の為、状況に応じて移行した方がいいかもしれません。

今回、ワードプレス(WordPress)を利用している場合に、さくらインターネットから提供されている「新サーバーへの移行ツール」を使って、新しいサーバ(SSD)に移行する手順をまとめてみました。

ワードプレスサイトをさくらの新サーバに移行する手順

2022年2月15日以前に契約したサーバで、古いサーバ(HDD)の場合、

古いバージョンのデータベースをご利用中の為、ご利用いただけません。

などの表示がされていると思います。

古いバージョンのデータベースをご利用中の為、ご利用いただけません

その際は、まずはデーターベースをアップグレードする必要があります。

①データーベースの設定に移動

左メニューにある

Webサイト/データ > データーベース

を選択します。

Webサイト/データ > データーベース

②データーベースをアップグレード

データーベースをアップグレードできる場合は、「アップグレード設定」のボタンが表示されていまず。

アップグレード設定

対象のデータベースから、「データベースのアップグレード」を選択します。

データベースのアップグレードを選択

データベースをアップグレードする日時をプルダウンメニューから選択します。

アップグレード後のデータベース名は、基本的に変更する必要はないと思いますので、デフォルトで入力されている文字列で問題ないと思います。

最後に「同意して予約する」ボタンを押します。

データベースをアップグレードする日時を同意して予約する

※データベースのアップグレード中は、データベースは触らないようにしましょう。

自分の場合は、10分程度で、データベースのアップグレードが完了しました。

③アップグレードされたデータベースの確認

アップグレード後のデータベースを確認します。

新しく作成された、データサーバー名(mysql80.xxxx.sakura.ne.jp)をメモ帳などにコピペします。

新しく作成されたデータサーバー名を確認

④ファイルマネージャーを開く

wp-config.phpファイルを編集します。

その為に、左メニューにある

Webサイト/データ > ファイルマネージャー

を選択。

Webサイト/データ > ファイルマネージャー

WordPressのインストール先まで移動して、wp-config.phpファイルを見つけます。

右クリックで、ファイルをダウンロードしてから編集しましょう。
wp-config.phpファイルを開く

⑤wp-config.phpファイルの編集

データベース名の変更をしていなければ、「MySQL のホスト名」を変更するだけでOKです。

wp-config.phpファイルを編集する

編集したら、「保存」ボタンで保存して閉じればOKです。

wp-config.phpファイルを保存します

※「保存」ボタンは、グレーアウトしていても押せる(保存できる)ので注意です。

変更したら、実際にサイトにアクセスして、サイトが表示されればOKです。

⑥データベースの確認方法

なお、ワードプレスで、どのデータベースが参照されているかを確認する方法は、

ワードプレスの管理画面のダッシュボードにある、「サイトヘルスステータス」から確認できます。
サイトヘルスステータス
サイトヘルスステータスにある「情報タブ」を選択。
サイトヘルスステータスの情報タブ

データベースを選択すると、どのデータベースを使用しているのかが表示されます。

データベースホスト」が先程、設定したデータベースになっていればOKです。

ワードプレスのデータベース

⑦古いデータベースの削除

古いデータベース(MySQL5.7以下)を削除しないと、新しいサーバ(SSD)に移行できないため、古いデータベースを削除します。

さくらのレンタルサーバーの管理画面に戻り、古いデータベースを削除します。
接続先/削除

確認画面が現れるので、古いデータベースであることを確認して「削除」ボタンを押します。

古いデータベースの削除

⑧移行ツールを実行する

左メニューにある、サーバー情報 > 移行ツール で移行ツールを表示させます。

すると次は、「移行の申し込みに進む」ボタンが押せるようになっていると思うので選択します。

移行の申し込みに進む

確認画面が表示されるので、問題がなければ「同意」にチェックして「移行ツールを実行する」ボタンを押せば、移行が開始します。

移行ツールを実行する

なお、移行が完了するまで、自分は2時間半程度かかりました。

トラブルが起きた場合に備えて、土日祝日及び、金曜は避けて作業をした方がいいかもしれません。