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TBSドラマ「海に眠るダイヤモンド」の舞台ともなった軍艦島(端島(はしま))。
この軍艦島に関して、NHKが制作したドキュメント「緑なき島」という映像があります。
※現在、短編映画扱いになっているようですが、当時、どのようなジャンルだったのかは不明です
この映像は、昭和30年に作られたもので、裸同然の炭鉱夫が狭い構内で作業する姿などが映し出されています。
これに対して、軍艦島(端島)の元島民は、次の点から別の炭鉱で撮られたものだと主張していました。
- ヘルメットにランプがついていない
- 服を着ておらず、ほとんど裸
- 坑道が狭い
- 顔や体が粉塵で汚れていない
- 時計をしている
そもそも炭鉱の保安規則によれば、映像のような格好で働くことは禁じられていたようです。
今回、元島民有志は1月に東京簡易裁判所に調停を申し立て、2024年12月17日に調停が成立しました。
そして、NHKは「緑なき島」を巡り、
- 作業員全員がヘッドランプ(ヘルメットに装着する照明灯)を付けていない場面
- 坑道内で裸電球を使用している場面
上記、2つの映像について、文書で「端島炭坑内で撮影されたものであるという確認が得られていない」と認めました。
しかし、NHKは謝罪するわけではなく、強い遺憾の意の表明するにとどめました。
軍艦島の映像をねつ造したことで何が問題だったのか?
この「緑なき島」の映像は、NHKが2010年(平成22年)に韓国の公共放送KBSに提供しました。
それ以降、KBSやMBC、JTBCなどの韓国メディアが、徴用工に関する映像資料として使用されることになります。
また、韓国・釜山の「国立日帝強制動員歴史館」でも展示され、軍艦島が戦時中、朝鮮人作業員が劣悪な環境下で働かされていたという印象作りに利用されてしまいました。
さらに、韓国では、一部の歴史教科書(デジタル版)が「緑なき島」の坑内映像を挿入したテレビ番組を、授業用の映像資料として使っているという現実があります。
日本の公共放送であるNHKがねつ造映像を韓国に提供して、それが強制労働の証拠として利用されてしまっているにゃ
こんな事のために高い受信料を払っているわけではないにゃ!
また問題なのは、元島民から抗議があった後でも、このねつ造映像を修正せずに再放送やネット配信していたことだと思います。
なお、松竹が作成した「緑なき島」という映画もありますが、これはNHKは関係ないようです。
何で解決済みのトラブルが今頃になって報道されるの?
NHKの件は以前から問題になっていることもあり、陰謀論だとか言うつもりはありませんが、
NHKのねつ造報道に関しては、2024年12月17日に調停が成立し、NHKがねつ造を(事実上)認めたと伝えられたのが、2024年12月30日です。
一方、中居くんの件は、「女性セブン」2024年12月19日発売号が、騒動の“きっかけ”となりました。
そして、週刊文春が、12月26日発売号で後追い報道をしました。
2023年のトラブルで、示談で解決済みで、双方が守秘義務で話せないものを報道する意味ってあるのでしょうか?
それより、公共放送であるNHKが、事実をねつ造して国益を損ねていた件を報道するべきだと思いますがどうでしょう?
参考:2025.1.9「虚構の汚名浴びた」軍艦島の元島民、検証番組を要求