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先日、中国本土から、iPhoneに留守電が入っていました。
何だと思って留守電を聞くと、中国からなのに「NTTファイナンス」のお知らせとのこと。
(音声の書き起こし内容)
NTTファイナンスより、重要なお知らせです。現在、ご利用中の電話回線にて未納料金が発生しているため法的処置へ移行いたします。オペレーターへお繋ぎする場合は1を押して下さい。
(AI音声だと思われるのに)日本人の声にしか聞こえないにゃ!
ちなみに、これらの電話に対して、面白半分でも折り返し電話をしてはいけません。
何故なら、「Premium Rate Number(プレミアムレートナンバー)」という仕組みを使って、高額な通信量を搾取されてしまうかもしれないからです。
特定の電話番号を通じて提供されるサービスに対し、通話料や追加料金を課す仕組みです。これらの番号は、通常の通話料金に加えて、プレミアム料金が請求され、通話時間に応じて高額になることがあります。
昔あったダイヤルQ2みたいなものにゃ
日本で使われる「Premium Rate Number」
- 0570(ナビダイヤル)・・・通常の通話料金に加え、接続料や追加料金が発生
- 0990(テレドーム)・・・利用者にプレミアム料金が課される。
これらの電話番号が全て怪しいと言っているわけではなく、料金は発信者負担になり、追加料金が加算されることに注意してください。
海外で使われる「Premium Rate Number」
- 900番号(アメリカ、カナダ)・・・高額課金されることで知られ、詐欺にも多く悪用されています。
- 976番号(アメリカ、カナダ)・・・900番号と似た仕組みだが、地域限定で使用される場合が多い。
- 08番号(イギリス)・・・「084」や「087」はプレミアム料金が課されるが、「080」は無料。
- 0900番号(ドイツ、オランダ)・・・利用料金が高額で、通話時間に比例して課金される。
- 700番号(韓国)・・・通話者に高額料金が発生。
なお、日本の受信端末では、以下のように表示される可能性があります。
- 国際形式:+86 900 XXX XXXXX
- 国番号なし:900 XXX XXXXX(国番号が欠落)
- 数字の羅列のみ:900XXXXX や 0086900XXXXX
これらの番号は、心当たりがなければ、詐欺だと思っていいと思うにゃ
+(プラス)から始まる国際電話には要注意!
国際電話は、+(プラス)表記が付いて表示されます。
その為、心当たりがなければ、国際電話は全て無視した方がいいかもしれません。
ただし、着信時に国番号が表示されずに、
- 国番号なし:900 XXX XXXXX(国番号が欠落)
- 数字の羅列のみ:900XXXXX や 0086900XXXXX
のような場合もあるかもしれません。
その為、知らない番号には折り返さないことが一番かもしれません。
ちなみに、 Whoscallなどのアプリを利用することで、国番号による一括拒否ができるようになりますが、2024年12月現在この機能は有料でした。
また、日本のキャリア(SoftBank、au、docomo)も同様のサービスがありますが、どれも有料サービスのようです。
その為、iPhoneの場合、国番号による一括拒否は、“無料”ではできないみたいです(番号ごとに拒否することはできます)。
本当に詐欺をなくしたいと思っているなら、キャリア(SoftBank、au、docomo)が、国ごとの着信拒否設定は標準装備にすればいいのに・・・と思います。