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AIで画像を作って、それを販売してみたいにゃ。
AIで生成した画像は、販売したり出品することができます。
たとえば、素材提供サイト「ACワークス」では、AIで生成したイラストや写真を投稿して、使用されるたびに報酬を得ることができます。
また少し攻めた分野ですが、「AI美女」を生成してDMMやヤフオク、メルカリなどで販売し、月収150万円を稼いでいる人もいるようです。
【AIグラビア】3分半で美女画像を作成!月収150万円稼ぐ人も?
今回は、そのAI画像生成サービスの中でも人気が高い「Stable Diffusion」が簡単に使える「ConoHa AI Canvas(コノハ エーアイ キャンバス)」を試してみました。
高精細な画像生成AIのStable Diffusionとは?
画像生成AIには、“Midjourney(ミッドジャーニー)”や“DALL·E(ダリ)”など様々なサービスがありますが、細部まで精密な画像を作成したいなら「Stable Diffusion(ステイブル ディフュージョン)」が一歩リードしていると思います。
また、Stable Diffusionはオープンソースで提供されているため、自分のPCにインストールして使うことも可能です。
しかし、そのためには高性能なGPUを搭載したパソコンが必要となり、GPUをフル稼働させるためマシンへの負荷も大きくなります。
実際に、知り合いは、わずか数ヶ月でパソコンの買い替えを余儀なくされました。
その点、「ConoHa AI Canvas」はStable Diffusionをクラウド上で動作させることができるため、ユーザー側のパソコンにほとんど負荷がかかりません。
さらに、操作画面もシンプルかつ直感的なので、パソコン初心者にとっても使いやすいサービスとなっています。
ConoHa AI Canvasの料金プランは?
ConoHa AI Canvasは、月額の基本料金と、WebUI(AUTOMATIC1111またはComfyUI)の利用時間に応じた従量課金で構成されています。
2025年6月現在、各プランと料金は以下の通りです。
プラン名 | 基本料金 | WebUI無料時間 | ストレージ容量 |
---|---|---|---|
エントリー | 1,100円/月 | 10時間 | 30GB |
スタンダード | 4,378円/月 | 50時間 | 100GB |
アドバンス | 9,878円/月 | 100時間 | 500GB |
※WebUI利用料金は、WebUIを起動している時間に対して課金されます。
また、無料利用時間を超過した場合、1分あたり6.6円の料金が発生します。

“WebUI無料利用時間”の方に目が行きがちですが、後述する“ストレージ容量”の方が重要にゃ。
自分はエントリープランを試しましたが、本格的に画像生成をするのであれば、スタンダードプラン以上は必須だと思います。
なお、GMOグループが運営しているこため、サポート対応が日本語なのは嬉しいポイントです。
ConoHa AI Canvasの使い方
ConoHa AI CanvasのWebUIの1つ、「Automatic1111」の初期設定から画像生成までの流れを簡単にまとめました。
①Automatic1111を起動する
Conoha AIでは使用できる、WebUIの種類に、AUTOMATIC1111とComfyUIの2つがあります。
ComfyUIは上級者向けなので、AUTOMATIC1111をプルダウンメニューで選び、WebUIを起動します。
②日本語表示に変更する
初期状態では英語表示のため、「Setting」タブを選択して日本語表示にします。

Localizationのプルダウンメニューから、ja_JPを選択します。
続いて「Apply settigs」ボタンを選択して、最後に「Reload UI」ボタンで再起動します。
③プロンプトを作成する
生成したい画像の内容を英語で指示する「プロンプト(命令文)」を考えます。
ただ、自分で考えるのは大変だと思うので、以下の様なプロンプトを作成して、ChatGPTやGeminiなどのAIに作成してもらいましょう。
あなたは、猫が大好きな漫画家です。
Stable Diffusionを使って可愛い子猫を作成することが得意です。
以下の条件を満たす子猫を生成したいので、 できるだけ詳細なポジティププロンプト、ならびにネガティププロンプトを英語で教えてください。
■前提1
利用するのはStable DIffusion 1.5をベースとして、
モデル(チェックポイント)は、v1-5-pruned-emaonly.safetensors [6ce0161689]を使用しています。
■前提2
利用するWebUIはAutomatic1111
■生成したい子猫の条件
·三毛猫
·カメラで撮影している
·カメラは一眼レフPanasonic Lumix DC-GH5
·ニャーと鳴いているように見える
·背景は部屋の一室
ポジティブプロンプトとは?
生成したい画像の「特徴」や「要素」をAIに伝えるための指示文です。
たとえば「a beautiful girl, fantasy background, soft lighting」のように入力することで、「美しい女の子」「幻想的な背景」「やわらかな光」といった要素を持つ画像が生成されます。
ネガティブプロンプトとは?
逆に「含めたくない要素」や「避けたい表現」をAIに伝えるための指示文です。
たとえば「blurry, low quality, extra fingers, distorted face」といったワードを指定することで、「ぼやけた」「画質が悪い」「指が多い」「顔が歪んでいる」といった欠点のある画像を避けるようになります。

なお、モデル(チェックポイント)については、後述するにゃ。
④プロンプトを入力して画像を生成する
ChatGPTやGeminiなどで作成したプロンプトを、WebUIのAUTOMATIC1111に入力します。
続いて、画質の調整をします。
項目例 | 説明 |
---|---|
サンプリングステップ数 | サンプリングステップ数が大きいほど画像品質が高くなりやすいですが、生成速度が低下します。 |
バッチ回数 | 同じプロンプトで、何回繰り返して画像を生成するか。 |
バッチサイズ | 1回の生成処理で、同時に何枚の画像を生成するか。 |
シード値 | 生成された画像にはシード値という情報が設定されます。デフォルトの「-1」の設定ではランダムで数値が決定されます。 |
CFGスケール | 「プロンプトをどれだけ強く反映させるか」の度合いを数値で指定するもの |
最後に、「生成」ボタンを押すと、数十秒~数分で画像を生成してくれます。
試しに、子猫と女性の2パターンを作成してみました。



この品質だと誰も買わないにゃ

高品質の画像を生成するにはコツがあるにゃ
モデル(チェックポイント)について
実は、Stable Diffusionの場合、画像生成の出来の善し悪しは、プロンプトで決まるわけではなく、モデル(チェックポイント)と言われるファイルで決まります。
今回使ったモデルは、ConoHa AI Canvasの初期設定で用意されているモデルでした。
そのため、クオリティーの高い画像を生成したい場合は、それぞれの得意分野に特化したモデルを使う必要があります。
たとえば、アニメに特化したモデルならば「AAM XL」、AI美女であれば「Beautiful Realistic Asians」などを利用する必要があります。
なお、モデルは“無料”で使用できるものが多いですが、商用利用が可能なものは有料の場合があるので注意が必要です。

画像生成に関する詳細は「画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド」が参考になると思います。
なお、モデルの容量(ファイルサイズ)はかなり大きく、数GB~十数GB程度はあるため、本格的に画像生成をするなら、ストレージ容量が“100GB”ある「スタンダードプラン」以上をオススメします。